『HUNTER×HUNTER』(以下 H×H)の最新話 No. 411 以降が、週刊少年ジャンプ本誌にいつ戻ってくるのか――。
2024 年 10 月から 2024 年 12 月発売号まで 10 話(401〜410 話)を一気に掲載した後、“しばらく休載”と公式にアナウンスされてから早くも 4 か月あまりが過ぎました。連載再開告知はいまだ誌面でもウェブでも出ていませんが、冨樫義博先生の X(旧 Twitter)では断続的に原稿進捗が報告され続けています。本稿では①これまでの再開サイクルの分析、②作者コメントや制作体制の変化、③再開時期のシナリオ予測、④待ち時間を楽しむためのコンテンツ――の4章構成で、最新話公開時期を“本気で”占ってみます。
目次
ハンターハンター直近の掲載ペースを整理する

- ハンターハンター近年の掲載傾向については下記の通りとなっています。
- ・2022 年 10 月〜12 月
休載明けに 391〜400 話を 10 週連続掲載。その後約 22 か月休載。 - ・2024 年 10 月〜12 月(2025 年 2 号まで)
401〜410 話を 10 週連続掲載し、12 月 9 日発売号で「次回掲載は決定し次第告知」と発表して再び休載へ。
10 話まとめて載せて中長期休載に入る――ここ 2 クール分の“新常態”と見ていいでしょう。掲載形態が週刊から“シーズン配信”式へ実質転換した点が、今後の予測の前提になります。
冨樫先生の最新メッセージと制作体制の変化
- 続いて、冨樫先生のSNS エックスのメッセージをみていきましょう。
- ▪️2024 年 12 月 16 日ポスト
「この先掲載予定 50 話 分の台詞と時系列の確認・調整中」と明言 - ▪️2024 年 11 月 20 日ポスト
「No. 412、背景指定書作成完了。まだ眠くない」
従来は「ネーム1話分完成」程度だった進捗報告が、背景指定書→台詞入れ→加筆完了と工程単位で細かく共有されるようになりました。背景や仕上げ作業をスタッフに委ねる割合が年々高まり、集英社編集部と外部協力体制を敷いた“スタジオ方式”に移行していると推測されます。これは 10 話パッケージを組み上げるための制作ラインを維持しやすい方式であり、**「進捗が溜まればすぐ 10 話単位で掲載」**というサイクルを裏付ける動きと言えます。

ハンターハンター最新話公開はいつ?――3つのシナリオで大胆予測

ではつぎいつ、ハンターハンターの最新話が公開となるのか?3つのシナリオに分けて予測してみました。
シナリオ | 掲載タイミング(目安) | 根拠 | 可能性 |
---|---|---|---|
A:最速コース | 2025 年 7 月下旬(ジャンプ 34 号前後) | ①背景指定~台詞入れが 412→413 と進行済み ②先生が「50 話分の整合性確認」と大量ストックを示唆 | ★★★☆☆ |
B:パターン踏襲コース | 2025 年 10 月上旬(45 号付近) | 2022→2024 の再開が 約 22 か月 間隔。前回終号(2024 年 12 月 9 日)から同じ間隔をとると 2026 春だが、制作体制強化を加味して半分の 10 か月 で計算 | ★★★★☆ |
C:安全運転コース | 2026 年 ゴールデンウィーク合併号 | 手術明けの体調最優先。50 話まとめ読み切りを視野に単行本と同時発売 | ★★☆☆☆ |
筆者は B シナリオ(2025 年 10 月頃) を本命と見ます。理由は2つ。第一に「412 話が背景工程に入っている=411~420 話のネームは固まっている」ため、半年強のリードタイムがあれば十分入稿が間に合う点。第二に、集英社は毎秋に大型新連載や話題作復活を配置する傾向が強く、**“ジャンプ秋の改編期”**と H×H の連動は双方にメリットが大きいからです。
待ち時間”を楽しみ尽くす4つの提案
ではハンターハンター最新話が公開されるまでの待ち時間をどう過ごすか?
考えてみました。下記の4つがおすすめです!
①舞台版『HUNTER×HUNTER THE STAGE 3』(2025 年 5〜6 月/東京・大阪)で“生きた念”を浴びる
②コミックス派は再開前に 38 巻(391〜400 話)→ 39 巻相当(401〜410 話)を一気読み。選挙編〜暗黒大陸編の伏線を整理すると、王位継承戦の俯瞰図が見えやすくなります。
③冨樫先生の X ポストをウォッチ。「#富樫義博」タグを定点観測すれば、原稿写真から描線の密度やハコ割りの変化も読み取れます。
④休載中に読み返したい“冨樫 DNA”作品――『レベル E』『幽☆遊☆白書』、そして H×H の初期ハンター試験編。緩急の付け方やキャラクター掛け合いは、現在連載分への伏線やセルフオマージュが多数。

おわりに――“待つ力”こそハンター試験最終課題
冨樫先生は「描けるときに描く」を貫きながらも、50 話ストック構想や制作ライン強化で“読み切り型連載”を現実的なスタイルに昇華しつつあります。
再開日は編集部からの正式告知を待つしかありませんが、10 話=単行本1冊分を完成させてから投入する流れは今後も続くはずです。よって 次の 10 話(411〜420)は 2025 年秋口が濃厚――これが現時点での結論です。
もっとも、ハンターに必要なのは忍耐と好奇心。再開日を占うワクワク自体が作品体験の一部と捉え、念を高めながら次なる号を待ちましょう。

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