【完全解説】『呪術廻戦≡（モジュロ）』あらすじ＆見どころ――2086年、“呪術師×宇宙人”が交差する次世代バトルが開幕

作品の基本情報（サクッと把握）

タイトル：呪術廻戦≡（モジュロ）
位置づけ：『呪術廻戦』の近未来スピンオフ／短期集中連載
制作陣：原作・芥見下々／作画・岩崎優次
連載開始：2025年9月8日（週刊少年ジャンプ41号）
キーワード：2086年、シムリア星人、呪術師と宇宙人
主な登場人物（序盤）：乙骨憂花、乙骨真剣、マルル・ヴァル・ヴル・イェルヴリ（宇宙人）

さらに作者コメントとして**「コンパクト」な連載で進む旨が伝えられており、約半年・単行本3巻規模を見込む報道も。テンポの良さと“濃縮感”に期待が膨らみますね!

あらすじは？

舞台は**「死滅回游」から68年後、2086年の地球**。突如として宇宙船が現れ、“シムリア星人”を名乗る地球外生命体が人類の前に姿を見せます。地球の命運を握るのは、乙骨憂花（おっこつ・ゆうか）と乙骨真剣（つるぎ）という二人の呪術師。「呪術師と宇宙人の邂逅が、どんなカオスを生むのか」――物語はこの一点に向けて走り出します。

序盤エピソードでは、京都で起きた連続誘拐事件の調査に臨む憂花と真剣の前に、査察役として地球に潜入していたシムリア星人・マルが交錯。人間社会に紛れ込む“宇宙の論理”と、呪術社会が積み上げてきた“因果の論理”が、現場レベルでぶつかり合っていきます。

なお、「乙骨」の姓を持つ憂花・真剣について、**乙骨憂太＆禪院真希の“孫世代”**とする報道・解説も登場。系譜の示唆は、物語の感情線（継承／責任／家族）に熱を与える要素になりそうです（作中の確定描写は今後に注目）。

見どころ①：ジャンプ王道×SFの“化学反応”

『呪術廻戦』の核である呪力・術式・領域のロジックに、ファーストコンタクトSFの要素がドッキング。

宇宙人側の“理（ことわり）”（生態・テクノロジー・倫理観）
呪術側の“理（ことわり）”（呪いの発生原理・術式応用・代償）

この**“二つの理”の衝突**が、バトルも世界観も一段深く押し広げます。単にスケールを大きくするのではなく、論理×論理の対話（＝殴り合い）で面白さを増幅していく設計は、まさに“モジュロ”。（タイトルの「≡」は同値／合同を示す数学記号に由来と解説する記事もあり、異質な体系を“同値化”していく意志を感じさせます。）

見どころ②：次世代の乙骨たちが背負う“継承”のドラマ

“乙骨”の名が背負う功績と重圧。かつての英雄譚を踏まえた**“二周目の青春”**が、憂花・真剣の決断や未熟さを立体的に映し出すはず。

「名を継ぐ」ことの祝福と呪い
守るべき“地球”の定義が拡張（人類だけか？共存は可能か？）
こうした価値観の再定義が、次世代バトルを単なるパワーインフレにしない牽引力になります。

見どころ③：宇宙人・マルの立ち位置が物語を揺さぶる

査察官ポジションのマルル・ヴァル・ヴル・イェルヴリは、敵でも味方でもない第三の軸として機能。

外交官／監査官としての合理性
個としての感情の芽生え
人類・呪術師を見る“外部の眼”
このキャラが**“相互理解の可能性”**と“文明衝突の火種”を同時に抱えることで、戦う理由が常にアップデートされていく構図が期待できます。

見どころ⑤：現場主義サスペンスが効いている

京都での連続誘拐事件という“地に足のついた事件捜査”が、宇宙規模の事態と地続きで絡み合う。

足で稼ぐ聞き込み／検分
術式を用いた探索・保全
証拠＝呪的痕跡の扱い
こうした**“現場×呪術×宇宙”**の三角構図が、読む手に汗をかかせるサスペンスを生みます。

いま出ている“時系列”と“読む場所”

連載開始：2025年9月8日／週刊少年ジャンプ41号。公式作品ページが公開中。
第2話の公開予定：2025年9月14日（国・プラットフォームにより時差あり）。最新話の公式配信に合わせてチェックを。

こんな人に刺さる！

『呪術廻戦』本編のロジックが好きで、さらに**新しい比較対象（＝宇宙文明）**をぶつけた議論とバトルを見たい人
短期集中でガッと盛り上がるタイプの連載が好みの人
次世代が“名を継ぐ”物語に胸が熱くなる人
サスペンス×異文化接触のコンボに目がない人

まとめ：モジュロは“異体系の合同（≡）”で世界を拡張する

『呪術廻戦≡』は、呪術の理と宇宙の理を“≡（合同）”で結び直し、バトルも思想も広げる攻めのスピンオフです。

2086年の地球という大胆な時代設定
乙骨家の系譜が背負う継承と責任
外部者＝マルがもたらす相互理解／衝突のドラマ
コンパクト設計ゆえの濃密な展開

“呪術×SF”は相性抜群。毎週の更新で世界が動く――そんなダイナミズムを体感できるはず。公式の連載ページをブックマークして、次話の扉が開く瞬間を一緒に待ち構えましょう。