“バンドマンガ”史における位置づけ
『BECK』『青のオーケストラ』『ぼっち・ざ・ろっく!』など名作揃いの音楽ジャンルで、本作は 「才能よりも調和と承認欲求の危うさ」に焦点を当てる 異端児だ。演奏技術より、ステージに立つまでの“グチャグチャな汗”を描く点で際立ち、むしろスポ根や格闘マンガに近い切迫感がある。

まとめ――“機熟”、あなたがページを開くその瞬間
ロックは結局、音を鳴らす前の 沈黙 がいちばんエモい。
『ふつうの軽音部』は、その沈黙――悩み、嫉妬、焦燥、敗北――を丁寧に積み重ね、ページ越しに“爆音”を炸裂させる。だからこそ、タイトルに掲げた 「ふつう」 に、読者は何度も裏切られる。
まだ追いつける今こそ絶好の読書タイミング。ギターを持っていなくても、部活の経験がなくても構わない。ちひろたちの切実なノイズは、きっとあなたの心拍数を1 BPM 速くする。
そして最後に――“機熟”。機は熟した。
さあ、あなたも1ページ目をぜひめくって見てください!
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