今回はドローンブロガーがDJI初のFPV機 DJIFPVを実際に購入して飛ばした感想とメリットと デメリットについて詳しく紹介していきます。この記事を読めば、DJIFPVを購入しようか迷っている皆さんのヒントになると思います。
DJIFPV、FPVの敷居を下げた革命的な機体です!
結論からいうと購入して損はない素晴らしい出来のドローンです!
僕は買ってよかったと満足しています。
DJIFPVを飛ばしてみた感想
DJI FPVは、他のDJIの機体と大きく異なるのは飛ばし方が違うこと。
Mavic2やMavicminiなどはプロポと呼ばれるコントローラーのモニターに映った映像を見ながら飛ばしますがこのDJIFPVは機体のカメラから撮る映像をFPVゴーグルで見ながら飛ばします。
つまり没入感がすごいんです!まさに鳥になったような飛行体験ができます。
とにかく未来的!
ゴーグルで見る映像が綺麗!
そして何より速い。DJI機の中ではもっとも高速な最高速度140キロを出します。
またダイブや反転といった従来のDJI機ではできない動きができます。
筆者はもともとDJI機のMavic2でドローンデビューしたので、このDJI FPVはとにかく新鮮そのものでした。とにかく動きが軽快です。旋回も簡単にくるっとヨーしてくれます。FPVというものがこんなにも楽しいかと驚きました。
Mavic2だとこれほど軽快には回れません。ここは大きな違いだと思います。もともとFPVというのはレースドローンとも言われていますから動きが機敏ではないといけません。ただ動きが機敏ということはきちんと飛ばさないと映像作品になりにくい感じがあります。
Mavic2はある程度の操作練習と度胸、飛行ルールを知っていれば割と飛ばせます。
前に進む、横に移動する。後ろに下がるなど、オーソドックスな動きが中心だからです。
そりゃ、斜め移動とかはさらに練習が必要ですが、習得できなくはない動きです。
それに比べてDJIFPVは相当な練習が必要です。たださえ、DJI機に慣れている人からすると
ゴーグルをつけて飛ばすというのはかなりの慣れが必要と思った方がいいです。僕自身はDJIFPVを購入前にマイクロドローンの方も始めていたので、そこでゴーグルで飛ばす感覚を覚えましたが、マイクロドローンの場合は高度維持機能がないので、まともにホバリングして飛ばせるようになるまで3ヶ月ぐらいかかりました。
DJI FPVの場合は、マイクロドローンと違い、ホバリングは自動でしてくれるのでそこの心配はないですが、ダイブや反転といった動きを使おうと思うとMモードというモードを使いこなさないといけません。Mモードは完全なマニュアルモードですので、ホバリングはしない、そして自由自在に姿勢を変えられる分、墜落の危険性も上がります。
しかしこのMモードが面白い!5インチなどを飛ばしている方からすると少し重いと感じるかもしれませんが(DJIFPVの重量は800グラム)、スピードが出る分、とにかく軽快です。個人的にはダイブがたまりませんね。
なんてたってMavicシリーズの3倍のスピードです。DJI FPVの軽快さを知るとずっと飛ばしていたくなります。スケールのでかい大自然で飛ばせたら気持ちいいだろうなあって思います。
なお、このMモードで飛ばす前にDJIのアプリDJI virtualflightで必ず練習してください。
僕はこのアプリで約2ヶ月毎日練習してました笑
DJIFPVのメリットとデメリットは?
DJIFPVのメリットはズバリ
●速度が早く、今ままでのDJIドローンでは不可能な。ダイブやクイックな旋回、パワーループなどアクロバッティックな撮影が可能。
●FPV機としてはバッテリーのもちが良い。Mモードで実質7〜8分飛ばせる。
普通のFPV機なら3分程度しか飛ばせない。
●GPSが途切れても、自動でリターンホームがかかり戻ってくる。普通のFPV機だと、電波が途切れた時点で墜落する。墜落するリスクが少ない。
逆にデメリットですが、
●4K撮影は高品質モードを使わなければならないが、Mモードで高品質モードにして飛ばすと距離によってはゴーグル内の映像がカクつく。なのでMモードでは近い距離でないと、高品質モードが使いにくい。基本は低遅延モードで撮影しないといけない。(ただし、このモードは4K撮影ができない)
●墜落した場合の故障代が高くつく。自分で治せない。他のFPV機の場合、自分で修理が可能だが、DJI FPVの場合はDJIに機体を送ってパーツ交換となる。 ※DJIケアリフレッシュに入っておけば少額で交換が可能。
●スピードが出るため、かなり広い場所でないと飛行は難しい。
またGOPROをつけて飛ばすのがいいという意見も最近は増えてきています。
実際にGOPROをつけて飛ばされた方の動画がこちら!参考にどうぞ。
素晴らしい映像ですよね。GOPROならではの綺麗で安定した映像が魅力です。
【2021年10月22日追記】
DJIFPVを何回か飛ばして分かったことを追記しておきますと
・高品質モードでも開けている場所なら、カクつきはほぼならない。
・GOPROを使わなくても、4K映像なら十分綺麗。
・送信機のレート設定の初期設定は飛ばしにくいので自分で飛びやすい設定に調整する。
といったところです。レート設定でだいぶ動きが変わるので自分に合った設定にすることがおすすめです。
外でFPVするならこれはベストといって過言ではない
高性能なドローンです!ぜひ購入してその感動を味わってみてください。
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